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Pyrrhocactus rupicolus (FR213) ヒルホカクタス・ルピコルス (=Neochilenia rupicola, Eriosyce taltalensis) 怪女玉 チリ 海外実生株

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販売情報
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    5200円

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    1

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    5200円

  • 出品個数

    1点

  • 商品状態

    やや傷や汚れあり

  • 返品

    返品不可

  • 開始日時

    2023年12月19日 18:42

  • 終了日時

    2023年12月24日 22:41

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    あり

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販売者情報
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    aqua_de_beber_beber

  • 出品地域

    千葉県

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  • Pyrrhocactus rupicolus (FR213) ヒルホカクタス・ルピコルス (=Neochilenia rupicola, Eriosyce taltalensis) 怪女玉 チリ 海外実生株_5
学名:Pyrrhocactus rupicolus (FR213)
          =Neohcilenia rupicola
          =Neoporteria rupicola
          =Eriosyce taltalensis ssp. taltalensis  
和名:ヒルホカクタス・ルピコルス(ネオキレニア・ルピコラ)、怪女玉
産地:チリ (FR213: PUNTA ESMERALDA, Antofagasta)
株状態:海外実生株
サイズ:球径約3.5cm、高さ(鉢上)1cm
管理期間:約2年
鉢:国産実験用磁器るつぼ(鉢底穴増設)
説明:
ベランダ整理のためEriosyce属(エリオシケ属)を出しています。本属は、国内では一部の種を除いて、なかなか入手難な種も多いかと思います。サボテンについては同梱対応しますので、取引メッセージでご連絡ください。

本種はEriosyce taltalensis ssp. taltalensis(多留多留玉)のシノニムとなりますが、同時に混乱しているtaltalensisを完全に特定する種ともなります。詳細は以下です。

まず、1955年にHutchisonによりPUNTA ESMERALDAよりNeoporteria taltalensisが新種記載され、その後、F. RitterがFR213=PUNTA ESMERALDAに対してPyrrhocactus rupicolusをカタログ上で売り出します(ウィンターカタログ)。後にF. Ritterは正式に本種を新種記載しますが、先のHutchisonのNeoporteria taltalensisに当たる種が見つけられずにいました。Hutchisonは詳細な記述を残しており、タイプ産地についてもPUNTA ESMRALDA(現在は廃坑)からの北方+内陸への距離まで正確に記していました。しかし、記載論文の植物画に使用した株が増殖株で、しかも株の全体像が掲載されていなかった事から、F. Ritterを勘違いさせたようです。

実は1950年には、Hatchisonより先にF. Ritterはtaltalensisに辿り着いていたのです。こちらについては、1980年のKakteen in sudamerika vol.3に恨み節のように長々と経緯が書かれています。この中で、F. RitterはPyrrhocactus rupicolusこそが、真のtaltalensisであったとして、本種をシノニムにしたという経緯になります。なお、F. RitterはPyrrhocactus taltalensisの分布範囲をTALTAL〜ESMERALDA〜CHANARALとし、それなりに広い範囲となります。

一方で、この25年ほどの間にもtaltalensisは混乱を極めており、C. BckebergはNeochilenia taltalensisをTALTAL周辺のFR212のRed Flowerとされた赤花種に当てました。しかし、これは後のPyrrhocactus neohankeanusとなります。

1994年にF. KattermannがEriosyce taltalensis ssp. taltalensisとし、現在までこの学名で落ち着いています。ところが、同氏はTALTAL南部~CALDERA以北に分布するかなりの種数をtaltalensisに統合してしまいました。同様にTALTAL以北~Antofagasta南部までをssp. paucicostataとしました。この分類は、D. Huntに受け継がれ、現在は別種となっています。

この大雑把な分類が長年論争を呼んでおり、こうなるとかなり多様な群を1種としてしまっている事から、辻褄の合わない種がいくつか含まれ、そのうち細かく割る説が出てくると個人的には感じています。流通しているtaltalensisのかなりの部分が、過去に別種として認識されていた産地の物になっています。このため、現在市場にあるtaltalensisも産地情報なしとなると、どこの産地を指しているのかサッパリ解らなくなってしまっており、何気にタイプ産地の真性taltalensisの入手は結構難しくなってしまっています。

上記の経緯ですので、本種rupicolusは、taltalensisのタイプ産地の系統そのものになり、今となっては、このFR213こそが最もタイプ産地に近く、且つ信用に足る系統かと思います。では、ラベルもtaltalensisにすれば良いというご意見もあるでしょうが、上記のようにtaltalensisにすると逆にどの系統か解らなくなってしまいますので、このままP. rupicolusまたはNc. rupicola(怪女玉、FR213)として系統保存したほうが良いなと感じています。

本種は低く構えた中型の種で、黒色~暗褐色~暗緑色〜明緑色の地色で、やや長めの直行する黒色~灰白色〜茶色の刺をビッシリ密生し、イガグリやウニが転がっているような姿となり、やや細めの漏斗状の薄ピンク色~紅紫色花を備えます。一見、いわゆる旧Neoporteria系にも近いですが、煙突状の花とは大きく異なります。

本株は、約2年前に伝統あるFR213ナンバーで海外から入手して管理してきています。地肌は黒紫褐色でやや湾曲した直行型の刺を持ちます。一部、軽い焼けがありますが、大きくなれば倍以上のサイズになりますので、地面方向に巻き込んで消えていきます。これぞ真性taltalensisな事もあり、比較標準株としてオススメになります。

<Eriosyce属について>
南米のEriosyce属(エリオシケ属)は、もともとEriosyce、Pyrrhocactus、Horridocactus、Islaya、Neochilenia、Neoporteria、Thelocephala、Chileorebutia等に割れており、所属する種の移動も激しい状態でしたが、1994年F. Kattermannにより、これら全てがEriosyce属に統合する説が提唱されています。同じ種が色々な属名で売られているのは、このためです。現在までも、この考え方は概ね支持されており、遺伝子解析の結果もこの概念を支持していますので、当面は分類学的にはEriosyce1属主義が続くでしょう。

また、種レベルの同定も特徴が掴みづらく、札落ちした株の同定は苦労することもしばしば。開花しないと判然としないものが、かなりあります。残念ながら、国内外のナーセリーで売られている株にも、一定数誤同定が混ざっていますので、油断ができません。数年後に花を見て、同定が間違っていたことに気づくこともしばしばあります。

分類学的な混乱も甚だしく、三桁のシノニム(同物異名)があり、どの種がどの種のシノニムなのかを調べるのが一苦労で、網羅的な日本語の解説書は存在しません。このため各種の正体を調べようとすると、それなりに海外学術文献を読み解かないと、その実態が掴めません。ここが本属のとっつきにくさかと思いますし、国内でイマイチ流行らない理由の一つかもしれません。

一方で、非常に多様な姿でありながら、シックでバランスの良い姿、大振りでありながら派手すぎない絶妙なカラーの花などが特筆に値するかと思います。地域や個体によるバリエーションも多いことから、同地域に生育する大人気のCopiapoa属とは、また違った魅力があるかと思いますし、殆どが中小型なこともあり、日本の住宅事情にも優しいかと思います。

<栽培環境について>
・こちらは関東地方のマンションでの素人栽培となります。周年ベランダ管理が基本となり、一部の例外を除いて、厳しい潅水と盛夏期と厳冬期以外は無遮光で管理をし、冬季の加温もしていません。このため、多少の葉焼けや先枝枯れのある場合があります。
・白色の磁器鉢について、質問がありますので書いておきます。Eriosyce属は、涼しい環境を好み、夏場の暑さや鉢内の蒸れに弱い傾向にある一方で、寒さには非常に強く、冬期でも潅水すれば動きます。このため厳しい夏越しをメインに考え、日光で熱を蓄えにくい白色の磁器鉢を採用しています。また、時間をかけて締まった株にするために、軽石等を多く混ぜ込み、空間が多く水はけの良い土を採用しています。こちらの方法で問題なく旺盛に根を張っていきますので、ご安心ください。世界有数の乾燥地帯の植物ですので、小さい株でも数ヶ月は乾燥に耐えます。

<取引について>
・新規の方、低評価の方、悪い評価の多い方は、入札を取り消す場合があります。
・落札後のご連絡は48時間以内、ご入金(Yahooかんたん決済)は3日以内でお願いします。連絡をいただけない場合は予告なしに落札を取り消す場合があります。
・原則、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。なお、不測の事態があった場合は、ご連絡下さい。
・仕事の都合上、出張等が多いため、スピーディな対応が難しい場合があります。
・こちらが非常識な方と判断した場合は、取引を停止させて頂きます。

<発送について>
・写真の鉢ごと発送予定です。抜き苗発送は致しません。
・発送はゆうパックの着払いのみとします。
・最近、郵送事故が多いように感じています。事故等がありましたら、ご連絡ください。可能な限り、対応します。
・申し訳ないのですが、仕事の都合上、発送は不定期ですので、ご了承の上で入札ください。
・梱包には細心の注意を払いますが、発送時に落葉・落枝、土こぼれの可能性があります。

<注意事項>
・こちらの植物は、素人の管理株ですので、プロが栽培するような綺麗な株をお求めの方、神経質な方は入札をご遠慮ください。
・野外管理株ですので、虫の付着等の見落としがある可能性があります。
・種毎に異なる栽培のテクニックに関しては情報提供できますが、こちらはプロではありませんので、過剰な質問については対応できません。
・PCやスマートフォン等のモニター環境により、色が異なって見えることがあります。
・生き物ですので、成長や落葉等、お届け時には画像と多少変わっている場合があります。
・不明点がありましたら、事前にご質問ください。