「ナイトランド・クォータリー 25」定価: ¥
1,870■主な内容=========【Story】■T・F・ポウイス「鍋と布巾」/訳:岡和田晃■ヨハネス・イルマリ・アウエルバッハ「自殺競技会」/訳:垂野創一郎■ヤン・ゲルハルト・トーンデル「蜘蛛」/訳:渡辺健一郎■アラン・バクスター「王の和睦」/訳:待兼音二郎■モーラ・マクヒュー「闇の芯にまばゆい灯り」/訳:待兼音二郎■カリーナ・ビセット「毒気を抱きしめて」/訳:徳岡正肇■吉田親司「ワールシュタットZ」■高原英理「〈精霊語彙集〉目醒める少し前の足音」■伊野隆之「月影のディスタンス」【Interview】
■大和田始インタビュー――静かなラディカリズムを翻訳や批評に活かして/聞き手=岡和田晃・岩田恵/構成=岡和田晃【Essay】 ■死を想う/いわためぐみ■死の世界から湧き上がる異形の生命力――二階健/沙月樹京■『Tokyo Butoh Circus
2021』10組の舞踏家による競演、〈スペクタクルとしての舞踏〉/いわためぐみ■魔女たちの終わらぬ舞踏/鈴木一也■「死の舞踊」と恐怖をめぐる解釈学――ペトラルカから「ウィアード・テールズ」、T・Fポウイスと藤枝静男の照応まで/岡和田晃 ■死を想い死を描く夢を見る/深泰勉■エロティシズムと内宇宙が、「未来学」批判で響き合う!――「NW-SF」と「血と薔薇」/岡和田晃 ■墓場から帰ってきた兄貴!
ハリウッドを凌駕するハイチのリアル・ゾンビ奇譚/丸屋九兵衛 ■死者を黄泉がえらせる「反魂の術」――ユニヴァーサル/アミカスの映画から西行の“人造人間”まで/浅尾典彦(夢人塔) ■命がけの音楽――ヨーロッパ近代音楽にみる「死と生命の舞踏」いくつか/白沢達生 ■海の向こうの気になる本・気になる人――イギリス編〜コニイとワトソン〜イギリスSFの異色作二編に注目/安田均 ■「SF宝石」とその時代
――〈海外作家現地取材シリーズ〉を概観する/岡和田晃 ■『女王陛下のユリシーズ号』がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!/待兼音二郎【Serial】 ■〈覚えておいて欲しいこと〉第三回/井村君江 イエイツの墓碑銘――馬に乗る人、空駆ける者―― 『ローマの休日』とキーツ――スぺイン広場の階段――■表紙/二階健