ナッシュビルのルシアー、Mario MartinによるフルハンドビルドのPベースです。金属パーツやポット類、ピックアップ以外は全てオーダー後に個別製作され、時間はかかる反面妥協のないしっかりとした仕上がりになっています。Fenderの新旧あらゆるベースを経験してきた私の感覚では、カスタムショップ製に匹敵する完成度だと感じます。しかもオーダーしてもFenderの半額程なのが個人工房の素晴らしい点かと思います。
2022年春、オーダーより2年越しで満を持して完成、届けていただいたのですが、ベースの持つ鳴りの良さ・重量感などが、個人的に想定していた希望ポイントより僅かに異なっていたため、この度手放すことにしました。
状態や鳴り、弾き心地は価格以上に素晴らしく、完璧な個体であることをお約束いたします。
お好みにあえばきっと永きに渡りご愛用いただけるレベルのプレベだと思いますので、ここで説明できる本機の特徴、スペックなど(10枚目の写真も御参照下さい)を踏まえてご興味お持ちの方は、ぜひご連絡下さい。
・オーダー価格 PBタイプ $3300 +オプション$210(柾目ネック、バーズアイ指板、ローステッドメイプルネック) +個人輸入関税・送料 $450
計 $3960。円安の進む前のコロナ禍初期にオーダー支払いしましたので日本円で450000円ほどでした。
Mario Guitarsの特徴は、軽量かつ良質なセレクト木材、そしてレゾナント(鳴りが良い)な点で、Fullertone,Mike Rull,Nashなどに近いように感じます。Mario氏がFenderとGibson在籍時に培った組み込みの秀逸さ、また本人がカントリーギタリストである点も仕上がりに活かされています。
ネックはFender CSを彷彿とさせる質感とビジュアルで、その上品なロースト感と、張りメイプル指板にぎっしり現れているバーズアイ、フレットは70'sミディアムジャンボと、ネックだけでかなり主張しています。
ボディはライトアッシュ、極薄塗装のラッカーによるLake Prucid Blue、米国内ではFender以上と評価される技術のライトレリックが施されています。
ネック幅は42mm、重量は3.4kg弱、ヘッド落ちもなく演奏性は抜群です。
ピックアップは工房から注文しているLollar。続く。