組子細工は小さく切り出した木片を用い、釘を使わずに組み合わせて美しい幾何学模様を描く伝統工芸です。江戸時代になって一気に進化し、その模様に家族の幸せや子孫の繁栄という願いを込め、縁起を担いだようです。元々は障子や欄間、襖等に使われてきたものです。
日本の伝統工芸や文化に触れることから、今も昔も人々の切実な願いは変わりがないことに気付かれることでしょう。また、お子さんが食事前のセッティング（コースター、箸置き、豆皿トレイ・・・等）を手伝うようになることや、食事の作法を自然と身につけていくこと等も大いに期待されます。
今回の出品は植物の麻をモチーフにした「麻の葉」模様の大と小を組み入れた豆皿トレイです。
最近ではホテルでの食事の際にも見かけることがあります。使わない時は、壁飾りやテーブルの装飾としても十分使えます。
是非、日常生活の中に伝統工芸を組み入れ、ご家族で上質な空間を演出してみませんか。
【麻の葉柄に込められた思いや意味】
食物の麻をモチーフにした「麻の葉」模様です。麻の葉は丈夫で葉が真っ直ぐに成長することから、子どもの成長を祈願する願いが込められてきたようです。また、模様が正三角形の集合体であることから、魔除けとしても用いられてきました。
特に子どもの産着や浴衣にこの模様をよく見かけますが、最近ではホテルや旅館のロビー、料亭・・・等の壁面にも大きな組子が飾られているのをよく見かけるようになりました。
＊ 材 質 檜（ひのき）＋杉（外枠）
＊ 縦 約392ｍｍ
＊ 横 約149ｍｍ
＊ 高 さ 約18ｍｍ
＊ 重 さ 約169g
